外国人留学生

 近年、日本で就職する留学生が増えてきています。地方の大学にも外国人留学生が増えてきています。しかし、卒業後も地元に残ってくれるのはほんのわずかです。せっかく来てくれたグローバル人材が帰国してしまうのは残念なことです。地元で就職してもらい活性化につなげようと、地方の大学が知恵を絞っています。地方大学が中心となり、留学生の地元定着を促す動きは全国に広がっています。特に留学生と企業の接点を増やそうとする取り組みが多くなっています。
 これからは移民を受け入れる時代が必ずやってきます。留学生はその時に日本人との懸け橋になってくれる人材となりえます。企業も、日本人と異なる視点を持つ留学生への期待は高いものがあります。地方の衰退が進む中、地方大学は地域貢献を強く求められています。留学生の就職支援を通じて地域活性化をしようとしています。国際的な感覚を持つ留学生は新たな風を吹き込んでくれる可能性があります。

(2016年8月3日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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