全国大学生活協同組合連合会の調査によれば、アルバイトをしている学生の割合は71.9%であり、5年前から8.8ポイント増えていることが明らかになりました。平均月収は自宅生で3万5,770円、下宿生で2万7,120円であり、いずれも増加しています。
一方、奨学金を受給している学生は33.5%で、5年連続減少しています。受給額は平均月5万7,290円です。9割以上が貸与型を利用しています。うち7割が将来の返済に不安を感じています。奨学金の返済に苦しむ可能性がるとの認識が近年広まっており、アルバイトで賄おうとする学生が増えていると思われます。
(2017年4月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)