世界大学ランキング

 英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、今年の世界大学ランキングを発表しています。東京大学は昨年43位から39位に順位を上げたものの,アジアでは4位となり、昨年に続きアジア首位を逃しました。上位980校中で日本の大学は69校が入り、数ではアジアでトップですが、上位200位内に入ったのは東京大学と91位の京都大学の2校にすぎません。400位内には、東北大学、大阪大学、東京工業大学、名古屋大学、九州大学、豊田工業大学も入り、昨年の6校から8校に増加しています。
 全体の上位10校は英米とスイスの大学で占められ、1位は英オックスフォード大学でした。アジアではシンガポール国立大学が全体の24位で最も高く、北京大学が29位、清華大学が35位、韓国は200位以内に4校入っています。日本の大学のランキングが上がらない理由としては、日本の大学の資金不足や海外の大学との共同研究の少なさがあげられます。

(2016年9月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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