女性の高齢化率

 高齢化率とは、65歳以上の人が占める割合をいいます。65歳以上の高齢者は、前年比73万人増の3,461万人で、総人口に占める割合は同0.6ポイント増の27.3%となり、いずれも過去最高を更新しました。中でも女性は1962万人で、女性人口の30.1%となり、初めて3割を超えました。65歳以上の男性は1,499万人で、男性人口に占める割合は24.3%でした。64歳以下では男性が多いのに対し、65歳以上では男女比が逆転し、女性が男性より463万人多くなっています。
 75歳以上が前年比59万人増の1697万人に上り、総人口に占める割合は13.4%になりました。このうち、80歳以上は43万人増の1,045万人で、8.2%を占めています。高齢化が進むスピードは、主要7か国中で日本が最も速くなっています。ヨーロッパで高齢化が進んでいるのは、ドイツとイタリアです。高齢者の割合を1995年~2016年で比較すると、イタリアが6.2ポイント増の22.7%、ドイツが6ポイント増の21.4%なのに対し、日本は12.7ポイント増となっており、これら2つの国より2倍以上のスピードで高齢化が進展しています。

(2016年9月19日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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