女性医師の活躍―Ⅰ

日本産科婦人科学会の女性数
 医師国家試験合格者に占める女性の割合は平成12年より30%を超え、現在女性医師は医師全体の20.4%に増加しています。この中で、産婦人科については、他の診療科医師が毎年増加する中、医師数はかなり減少し、いまだ医師数は充足していない稀少診療科です。もともと男性医師が圧倒的に多い診療科でしたが、近年急激に女性の割合が増加し、2030代では6070%が女性医師となり、50歳以下の50%以上が女性医師が占めています。などの特徴が挙げられます。
 一方、20163月時点の日本産科婦人科学会の理事(特任理事を含む)に占める女性の割合は30名中2名、6.7%、学会事業や指針に意見を述べることができる代議員は369名中22名、6.0%と学会運営に関与する女性医師は極めて少ない状況です。しかし、代議員に占める割合は2%未満という状況が2010年まで長年続いていたことを考えると、近年わずかでありますが増加傾向にあり、今後の更なるアクションが期待されます。

 

(2017年6月1日 勤務医ニュース)
(吉村 やすのり)

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