女性社員の活躍のために必要な課題

エン・ジャパンの調査によれば、女性社員の活躍・定着への課題を聞いたところ、社内に女性のロールモデルがいないと、女性社員の意識が43%で最多でした。ロールモデル不在は、2018年の調査より24ポイント増えています。他に増えた回答は、経営層の意識が31%、2018年比24ポイント増えています。育児中の場合の勤務時間が32%、同10ポイント増、管理職の意識が30%、同6ポイント増などです。
回答が減った課題は、女性社員の目標設定が21%、2018年比24ポイント減、女性社員の体力が15%、同23ポイント減、女性社員の能力が5%、同8ポイント減などです。女性自身の能力や体力よりも、企業の風土づくりなどに課題があるとの認識が進んでいます。女性社員の定着は、3年前と比較して進んだものの、昇進など活躍面で課題が噴出していると分析されています。

(2021年5月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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