子どものインターネット利用

 日本の15歳の子どもが、学校外でインターネットを使う時間は1日あたり90分で、他国に比べて少ないことがわかりました。OECD加盟国の平均は、1146分で、最長のチリは195分、最短の韓国は55分でした。各国の中で、学校の勉強のためにネットを使ったり、コンピューターを使って宿題をしたりする頻度も、日本が最も低率でした。
 日本の学校では、紙の問題や提出物が多く、先生もネット利用を生徒に求めていないことが関係しています。一方、日本の15歳で、毎日かほぼ毎日1人用ゲームで遊ぶと答えたのは計43.6%でした。同様に、LINEなどでチャットをするとの回答は計83.1%で、いずれも各国の中でトップレベルでした。日本の子どもは、ゲームや友達とのやりとりに多くの時間を費やしており、勉学にネットを利用することが少なくなっています。学校教育のみならず、家庭での教育も考え直さなければなりません。

(2017年4月20日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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