子どもロコモとは

中高年の足腰が衰え、自分の足で移動する力が低下した状態をさすロコモティブシンドローム(ロコモ)と呼びます。しかし、片足立ちができなかったり、しゃがみ込みができなかったりする子どもたちが少なくありません。体が硬かったり、バランスが悪かったりする状態を、子どもロコモと呼びます。体が硬いと関節が十分に曲がらず、怪我のリスクが高まります。
子どもロコモかどうかは、自宅でも4項目でチエックできます。①片足立ちがふらつかず5秒以上できない、②かかとを地面につけたまましゃがみ込みができない、③肩が垂直に上がらない、④ひざを伸ばしたまま体を前にかがめて手の指が床につかないの4項目のうち、一つでも当てはまれば、子どもロコモの疑いがあります。2016年度からは、体の硬さや動きを調べる運動器検診が、全国の小中学校で始まっています。問題が疑われたら、学校が運動指導をしたり、整形外科への受診が勧められます。

(2018年12月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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