学童保育の待機児童増加

 共働き家庭などの小学生を放課後に預かる学童保育について、希望しても利用できない待機児童が年々増加しています。昨年5月時点で17,203人に達しています。学童保育に利用登録している児童数は、前年比68,450人増の1093,085人です。受け入れ施設数は23,619カ所で、いずれも過去最多です。
 待機児童は2007年をピークに減少傾向にありましたが、2015年度に主に10歳未満としていた利用対象を小学6年生まで拡大したことで大幅に増えました。学年別では、4年生が5,096人と最も多く、3年生が4,361人、1年生が3,072人となっています。申し込みが定員を超えると、低学年が優先される傾向があります。東京、埼玉、千葉など首都圏が多くなっています。

(2017年1月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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