家族のありよう

不動産情報大手のアットホームの調査によれば、東京で働く長男を持つ地方在住の親に調査したところ、約7割が「長男が地元に戻ってくることを諦めた」と回答しています。「戻ってきて」と言えない親が多いことが分かりました。地方から東京へと若者の流出が続いており、一度離れた若者を地方に戻す難しさがわかります。
調査対象の長男はほぼ半数が未婚ですが、地方に住む親の53.9%は、長男に「ずっと地元に戻らない」と言われています。家を継ぐという意識は薄れ、親は親、子は子とお互いの生活に干渉しなくなっています。人口の東京一極集中の背景には、家族のありようの変化も影響しています。

(2018年4月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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