小学生の自由時間の使い方

 シチズンホールディングスが行った調査によれば、友達と遊ぶよりゲームに時間を使いたいと答える子どもが3分の1を占めています。調査は全国の小学46年生400人を対象にインターネットで行っています。1時間を自由に使えるなら何に使うかという質問に、135人がゲームをすると回答しています。友達と遊ぶが92人、読書をするが33人を大きく上回っています。
 調査では、もし時間を買えるなら1時間をいくらで買うかも聞いています。2001年の調査では平均1294円でしたが、今回は409円と3分の1になっています。デフレの影響を受けて子どもも時間の価値を現実的に考えているのではと分析されています。現代の小学生は放課後は塾や習い事に通うことが多くなり、自由時間はあまりないと思われます。1時間の自由時間があるなら、ゲームをすることが多いようです。友達と遊ぶことが少なく、小学生で友人を作ることは困難なようです。こうした小学校時代の時間の使い方が、成人になって、協調性を持つことができない、引きこもり生活につながっていくのではないでしょうか。

(2016年7月18日 日経新聞)
(吉村 やすのり)

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