平均寿命の短縮

厚生労働省の発表によれば、2022年の日本人の平均寿命は、男女ともに2年連続で前年を下回り、男性が0.42歳短い81.05歳、女性が0.49歳短い87.09歳でした。前年からの下がり幅はいずれも過去最大で、新型コロナウイルスの流行で高齢者の死者が増えたことが影響しています。
2021年はコロナ死者が急増し、東日本大震災が発生した2011年以来、10年ぶりに前年を下回りました。2022年は感染力の強いオミクロン株が広がり、前年の3倍の約4万7,600人が死亡して平均寿命を押し下げています。前年からの下がり幅は、男性がインフルエンザが流行した1957年の0.35歳、女性は東日本大震災が影響した2011年の0.40歳が最大でしたが、2022年はいずれも上回っています。

(2023年7月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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