待機児童

 厚生労働省によれば、41日時点の全国の待機児童数は、23,553人と2年連続で増加しています。隠れ待機児童も約67,000人に達し、合計は約9万人を超えています。保育の受け皿は前年比95千人増え、約272万人となっています。一方、保育所への申込者は前年比87千人増え約256万人です。保育の受け皿は申込者を上回るペースで増えていますが、需要が多い大都市圏で、整備が遅れるミスマッチから待機児童が増えています。
 待機児童の9割近くは02歳児が占めています。施設が新設されても35歳児クラスは空きがある一方、3歳未満児のクラスはあふれているという背景もあります。隠れ待機児童とは、自治体が補助する認可外施設に入った、保育所に入れず育児休業を延長した、自治体が通えると判断した認可保育施設に入らなかった、求職活動をやめたといったケースなどに当てはまる子どもです。

(2016年9月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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