性的マイノリティに対する支援

 女子大学は、生まれたときの性別が男性だが、心の性別が女性のトランスジェンダーの学生の受け入れについて検討を始めています。すでに検討開始の方針を明らかにした日本女子大のほか、お茶の水女子大、津田塾大、東京女子大など計5大学で検討しています。今後検討を始める予定だと答えたのは、奈良女子大、学習院女子大など3大学です。
 戸籍上の女子というだけでは、多様な女子を捉えることはできなくなってきています。男女共学の大学が増加する中、今後の女子大学の存続の意義を考える上でも、重要な問題提起です。社会の状況の変化への対応、多様な女子をどのように受け入れていくかが問われています。

(2017年6月19日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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