男性の更年期障害

 女性のみならず、男性にも更年期障害があります。男性更年期障害はLOHLate-Onset Hypogonadism)症候群と呼ばれ、男性ホルモンであるテストテロンが大きく影響しています。男性ホルモンが低下すると、やる気がなくなったり、うつ症状、筋肉痛、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが上昇します。男性更年期障害の予防には、テストテロンを増加、維持するための生活習慣を身に付けることが大切となります。
 これまで、テストテロンは精巣や副腎だけで作られていると考えられていましたが、最近では筋肉でも作られることがわかってきました。そのため、適度な運動で体を動かすと、分泌が活発になります。リスクがあっても挑戦を好む人、刺激が好きな人は、テストテロンの値が高い状態でキープできます。ゴルフなど仲間と競える趣味を始めることも効果的です。脂肪分の多い食事や睡眠不足、ストレスはテストテロンを減少させます。

(2017年6月19日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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