日本の総人口の減少

総務省によれば、2022年10月1日の総人口は1億2,494万7,000人で、前年に比べ55万6,000人減少しています。これは鳥取県の1県分の人数がまるごと減った計算となります。日本の総人口は2005年に初めて前年を下回った後、2008年にピークを迎え、2011年以降は減り続けています。2022年の総人口に関し、前年比の減少幅は比較可能な1950年以降で最大だった2021年より縮小したものの、12年連続で減少となっています。
このままのペースで人口減が進むと、2120年の総人口は5,000万人を割り込みます。これから100年で、1億2,615万人だった2020年の4割相当にまで減ることになります。
日本人の出生率が低迷し続けるなら、人口の減少速度を緩めるには外国人を呼び込んでいくほかありません。労働市場における日本人と外国人の公正な待遇の確保や、文化や習慣の違いを踏まえた生活支援策も欠かせません。

(2023年5月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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