日本企業のブランド価値ランキング

米インターブランド傘下のインターブランドジャパンが、2023年版の日本企業のブランド価値ランキングを発表しています。個別ではトヨタが15年連続で首位となり、評価額は前年比10%増の597億ドル(約8兆円)でした。
ランキングはブランドが企業にどれだけの利益をもたらすかなどを分析し、財務状況を加味してその価値を金額換算しています。上位100ブランドの合計評価額は、7.7%増の2,733億ドルで、8割のブランドが評価額を伸ばしています。
トヨタは、世界新車販売台数で首位を維持しているほか、主要ブランドのクラウンの新型モデルの投入などが評価されています。上位7ブランドの順位は前年と同じで、2位はホンダ、3位はソニーと続いています。評価額の伸びが最も大きいのが36位のヤクルトで、28%増の12億ドルでした。乳酸菌飲料のヤクルト1000が、睡眠時間に課題を感じる消費者の心をつかみ、価値を高めています。60位のワークマンは24%増の7億ドルです。伸び率は3年連続で2桁の成長が続いています。職人向けの新業態や婦人用インナーなど独自性の高い商品を展開しています。

(2023年2月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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