日本紅斑熱

 日本紅斑熱は、リケッチアの一種であるRickettsia japonicaを起因病原体として、マダニに刺咬されることにより感染します。近年、マダニ感染者が増加しています。昨年は過去最多の276人、死者1999年以降で21人の上っています。毎年、夏から秋が患者の増える季節です。
 日本紅斑熱の潜伏期間は28日で発熱や発疹などの症状が特徴です。ワクチンは利用できず、ダニの刺咬を防ぐことが大切です。体長1~数㎜のマダニは草むらなどに潜んでいます。キャンプや農作業などの際は、長袖、長ズボン、帽子などを着けて、かまれた際は無理にダニを取らず、医療機関で除去することが必要になります。

(2017年7月14日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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