未婚化、非婚化の進行

 婚姻件数は、第一次ベビーブーム世代が25歳前後の年齢を迎えた1970年から1974年にかけて年間100万組を超え、人口1,000人あたりの婚姻率も10.0以上でした。その後は、婚姻件数、婚姻率ともに低下傾向となり、2014年は、婚姻率が5.1と過去最低となり、1970年代前半と比べると半分の水準となっています。
 2010年の総務省国勢調査によると、25~39歳の未婚率は男女ともに引き続き上昇しています。男性では、25~29歳で71.8%、30~34歳で47.3%、35~39歳で35.6%、女性では、25~29歳で60.3%、30~34歳で34.5%、35~39歳で23.1%となっています。30代前半でみると、男性は2人に1人が、女性は3人に1人が未婚です。50歳時の未婚の割合を30年前と比較すると、男性は2.6%から20.1%へ、女性は4.5%から10.6%へ、それぞれ上昇しています。実に男性は5人に1人が、女性は10人に1人が50歳でも未婚ということになります。未婚化と同時に非婚化の時代になっています。

 

平成27年度少子化対策白書
(吉村 やすのり)

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