濃厚接触者とは

コロナウイルスの濃厚接触者は、保健所が判断します。具体的には、感染者との関係で言うと、同居している人、同じ車内に長時間一緒にいた人、マスクをせずに1m以内で15分以上一緒にいた人、防護策をとらずに診察したり、看護した人は該当する可能性が高くなります。
濃厚接触者になったら、全員が原則、検査の対象になります。陰性と判明した日から14日間は自宅待機になります。感染者が発症した日の2日前以降に接触していると、濃厚接触者に該当します。発症前でも近くにいる人にウイルスを感染させる可能性があります。
濃厚接触者が、大学受験を認められる要件が決められています。①検査を受けて陰性になっている、②受験当日も症状が出ていない、③公共交通機関を利用せず、人混みを避けて試験会場に行く、④別室で受験する。大学入学共通テストに適用され、国公私立大学の個別試験でも、4要件を踏まえて大学側が判断します。
濃厚接触者でなくても、当日に37.5度以上の熱が出た場合、共通テストの追試が準備されています。1週間後に東京と大阪の2か所で行われる予定でしたが、2週間後にずらした上、全都道府県で行うことになっています。個別試験についても、国は大学に振り替え試験などを要請しています。

(2020年11月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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