社外取締役の役割

 日本経済新聞社は、主要上場100社の社外取締役の出席状況を調べています。対象は2016年度も社外取締役を続ける285人です。98%に相当する278人は出席率が8割以上で、そのうち205人は出席率が100%でした。昨年は企業統治指針が導入された企業統治元年だったため、多くの企業が出席率を高めるために、社外取締役の都合を重視して取締役会の日程を決めるといった努力をしています。
 複数社の掛け持ちの社外取締役が多くなっています。社外取締役の兼務比率は49%です。社外取締役の知見をどう取締役会の議論に生かしていくか、それぞれの企業で工夫しています。私は、あすか製薬株式会社とドンキホーテホールディングスとの社外取締役を引き受けております。ともに出席率は95%以上です。異なる業種の取締役の業務は、私にとっても大変役に立っています。

(2016年6月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。