臨時的教員とは

 臨時的教員とは、教員免許を持ち正規職員とほぼ変わらない職務を行う人をいいます。地方公務員法の規定により、1回の雇用期間は最長1年ですが、年度途中で1度解雇し、繰り返し雇用される例が増えてきています。正規職員が出産育児などで休職する際に雇う代用教員らを除いても、全国の公立小中学校に41,030人もいます。実に教員の約7%を占めています。
 読売新聞の調査によれば、地方公務員法に基づく給料表の通りに年齢などに応じて金額が上がることがないよう、別のルールを設けて給料を低く抑えていることがわかりました。正規と変わらない責任を負いながら、給料は上がらない状況にあります。臨時的教員が人件費抑制の手段に使われています。

(2017年8月19日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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