自殺者の減少

 警察庁の集計によれば、昨年1年間の全国の自殺者は、前年より2,261人少ない21,764人でした。7年連続の減少となりました。減少率は9.4%で、1978年に統計を始めてから最大となりました。性別では男性が1,664人減の15,017人で、女性は597人減の6,747人で過去最少を更新しました。
 原因・動機では、病気の悩みなど健康問題が最多で、続いて、生活苦や負債など経済・生活問題、家族の不和や介護・看病疲れなど家庭問題、仕事疲れや職場の人間関係など勤務問題などです。自殺者の減少は、地域の取り組みが進み、介護やDVなど孤立しやすい人に向けた法律と施策が充実してきたことも関係していると思われます。

(2017年1月20日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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