東京都内の自治体が、駅で子どもを預かり保育所まで送迎する事業送迎保育ステーションを始めます。親が子どもを送迎保育ステーションに預けた後、定員に空きのある保育所に専用バスで送り届けます。夕方にバスで保育所に子どもを迎えに行き、子どもは親が迎えに来るまでステーションで過ごします。仕事をしながら子育てをする両親にとってはとても役に立ちます。
送迎保育を利用できるのは1～5歳児です。利用料金は月額で上限2千円としています。ステーションを利用しない昼間は、一時預かり保育をすることを検討しています。パートタイムなどの多様な働き方に対応できます。送迎中の安全を確保するため、バスには運転手のほかに保育士が乗車します。親には月に数回、保育所に出向き、担任の保育士と子どもの様子を確認するように求めています。待機児童を減少させるためには大変効果的です。
（2017年1月8日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
