都内ホテル稼働率

 日本経済新聞の調査によれば、東京都内のホテルの客室稼働率は、低下傾向にあるとのことです。都内主要18ホテルの客室平均稼働率は、前年同月比3.0ポイント低下の83.2%でした。ほぼ満室の状態とされる80%台は保ったものの、6カ月連続で前年実績に届きませんでした。高水準の稼働率を受け、客室料金を引き上げるホテルが多く、国内客の需要が伸びなかったことが要因と思われます。収益の底上げにつながる単価上昇を重視し、現状でも料金水準を引き上げるホテルは多くなっています。
 日本政府観光局によると、7月の訪日外国人客は229万人に達しています。前年同月を2割近く上回り、単月の過去最高を記録しています。しかし、英国の離脱問題などで世界の金融市場が乱高下し、円高が急ピッチで進んだことが訪日客の一部の需要に影響しています。大手の旅行会社によると、最近は安いプランが目立つようになってきています。

(2016年9月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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