長時間労働

 日本人の年間の平均労働時間は減ってきています。ドイツ、フランスより長いのですが、イギリス、アメリカと同水準です。しかし、週49時間以上働く労働者の割合は、日本は2割以上であり、アメリカやイギリスよりより高くなっています。長時間労働が、健康被害、女性活躍の足かせや過重な子育て負担、少子化の原因になっていることは間違いありません。
 長時間労働は女性の働き方にも大きな影響を及ばしています。夫の残業時間が長いために、妻が転職したり、離職することが多くなっています。政府は、残業ができる男性を前提にした日本の雇用慣行を改めることで、女性が働きやすい環境を整えて慢性的な人手不足を改善することを目指しています。

(2016年12月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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