高校生の進路希望

 国立青少年教育振興機構の調査によれば、日米中韓4カ国の高校生に将来の進路希望を聞いたところ、日本は大学院までと答えたのが7.2%で、4カ国中最下位でした。首位の米国は43.7%、中国が41.2%、韓国は15.1%です。4年制大学までと回答したのは日本が最多で61.6%に達しています。日本は他国に比べ、高度な専門教育を望む層が少ないといえます。
 大学への進学率は高いにも関わらず、大学院への進学率が低いのは、大学において高度な専門性を持ちたいという学問に対する熱意や興味をもつことが、他国の高校生より少ないと思われます。大学を就職のための手段と考えているところがあります。

(2017年5月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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