高齢ドライバーによる事故

 高齢ドライバーによる交通事故が増えています。特に75歳以上の運転者に事故が増えています。75歳以上の免許保有者は約478万人であり、2018年末には500万人を超すとされています。警察庁によれば、2015年に起きた死亡事故のうち75歳以上の運転者による割合は、458件で12.8%を占めています。
 高齢ドライバーによる交通事故を減らそうと、警察庁は総合的な対策を検討しています。運転免許の自主返納や高速道路の逆走対策、衝突被害を軽くするブレーキなど先進技術の普及などをハードとソフトの両面から幅広く議論しています。高齢ドライバーが事故を起こす要因は、認知機能の低下だけではないため、運転免許制度のあり方なども議論の対象となっています。

(2017年1月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

 

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