100年後に5,000万人割れ

国立社会保障・人口問題研究所が4月に公表した将来推計人口によれば、日本の総人口が2120年に5,000万人を割り込んで4,973万人になると試算されています。これから100年で、1億2,614万人だった2020年の4割相当にまで減ることになります。2120年の人口を年齢別にみると、65歳以上が2,010万人とおよそ4割を占め、0〜14歳は445万人と1割以下となります。15〜64歳の生産年齢人口は2,517万人で、2020年の7,508万人からは5,000万人ほど減少します。
推計人口には最も実現性が高いとする中位推計と楽観的な高位推計、悲観的な低位推計があります。2120年に4,973万人という推計は中位にあたります。高位推計だと7,062万人、低位推計だと3,586万人で、その差はおよそ3,500万人もあります。
国連の2022年の人口推計によると、2100年に世界の人口は2021年比31%増の103億人です。主にアフリカ各国で増えますが、中国は46%減の7億6,600万人、韓国は53%減の2,410万人と見込んでいます。

(2023年6月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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