ESGとは

 ESGとは、Environment(環境), Society (社会)and Governance(企業統治)の略で、企業や機関投資家が持続可能な社会の形成に寄与するための配慮すべき3つの要素です。企業が長期的に成長するためには、ESGが必要となります。今後は利益だけではなく、事業が社会課題の解決につながるかどうかが投資判断の基準の一つになります。
 これまでは社会や環境を意識した投資は財務リターンが高く、有効な投資とは考えられてきませんでした。しかし最近では、社会や環境を意識した投資の財務リターンが高く、投資リスクが少ないと考えられるようになってきています。社会や環境を意識した経営戦略は、企業の利益や価値の向上につながるといわれています。ESG投資の拡大は世界の流れです。日本企業も、ESGに関する情報開示や投資家との対話をさらに積極的に進めるべきです。

(2017年5月24日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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