ESG投資とは

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字です。環境は、例えば気候変動、社会は人権問題などを示し、企業統治は課題に対して、どう経営するか経営者の能力などを指します。商品やサービスが長期的に環境や社会課題の解決につながる企業が有望だという考え方から、企業を評価して投資する手法をESG投資と言います。
2008年のリーマン・ショックをきっかけに、持続可能な成長のために今まで見ていなかったリスクに目を向けよう、と企業も投資家も考え始めました。ESGという言葉が確立されたのは2006年です。投資家に対してESGに配慮する投資を求める国連の責任投資原則(PRI)の発足が、1つのきっかけです。わずか50団体の署名で始まりましたが、今は3,000超の署名が集まっています。
ESGは、あくまで企業の持続的成長のために、環境や社会課題に取り組もうという考えで、SDGsの達成のためにESGがあるのではありません。日本ではESG投資が本格化したのは2018年頃と遅れましたが、これは利益の増加と社会や環境の改善が両立できないという考えの根強さが原因と考えられています。

(2021年5月29日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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