どうなる2070年―Ⅱ

人口減少止まらず
総人口は、出生、死亡、国際人口移動の3要因で変動します。1億2,000万人を超える現在の日本の総人口の大勢を決めるのは出生と死亡です。1970年代の半ば以降、出生数の減少が続き、2007年に死亡数が出生数を上回った後、その差は拡大の一途をたどっています。多産多死から少産少死への人口転換が起こっています。人口減は、半世紀ほど前から既定路線でした。
2015年以降、日本では労働現場での人手不足を背景に、外国人の入国超過数が増大する傾向がみられます。そのため、人口減少が緩和しましたが、2030年代に入ると1年で減る人口は70万人を超え、2060年代には90万人以上のペースで減少すると推計されています。

(2023年4月27日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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