コロナ禍での住宅価格の高騰

コロナ禍で、世界の主要国で住宅価格が高騰しています。米ダグラス連銀によれば、主要25カ国の住宅価格はコロナ後に急上昇し、2021年7~9月は、前年同期比13%高まで上がっています。22カ国では、住宅価格の上昇率が可処分所得の上昇率より大きくなっています。
わが国の住宅価格の状況は海外と異なっています。ダグラス連銀によれば、コロナ禍を経た価格上昇率は1%程度で、欧米を大幅に下回っています。首都圏などのマンションが高騰していますが、相対的に安い日本の不動産は、海外投資家の標的になっています。割安だと感じる海外投資家からの資金流入が続いています。

(2022年2月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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