バイオプラスチックとは

バイオプラスチックとは、土や海などの自然環境中の微生物によって分解が進む生分解性プラスチックのうち、主に植物由来とするものをいいます。デンプンや糖の多いトウモロコシやサトウキビなどから製造されます。生分解性プラスチックには、石油など化石資源を原料とするものも含まれています。
分解された後は水と二酸化炭素だけが残るため、回収や処理の必要がありません。環境に負担をかけない新たなプラスチック素材として注目されています。雑草の生育を防止したり保温したりする農業用フィルムや、使い捨ての食品容器などでも応用が進んでいます。しかし、耐久性やコストが課題です。分解されやすく、使用中に壊れてしまう恐れもあります。生産性コストも既存の使い捨てプラスチックに比べて数倍になります。

(2018年8月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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