ヘルペスウイルスのアルツハイマー病発症への関与

米国の研究チームは、アルツハイマー病の発症に、2種類のヒトヘルペスウイルスへの感染が関係する可能性があるとの研究結果を発表しています。患者の脳組織からウイルスの痕跡を大量に発見したことなどが根拠となっています。
問題のウイルスは、6型Aと7型です。血液から見つかるウイルスで、7型は突発的な発疹の原因となることが知られています。6型Aについてはよく分かっていません。患者の脳では、2種類のヘルペスウイルスに関係する遺伝物質RNAが多く見つかり、ウイルスが脳細胞の遺伝子にも影響を及ぼしていたことも分かっています。

(2018年6月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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