マスク着用の考え方

政府は、新型コロナウイルス対策本部で、3月13日からマスクの着用は屋内外を問わず、基本的に個人の判断に委ねることを決めました。満員電車や医療機関の受診では当面着用を勧めていますが、普段からマスク着用を求める感染対策は終わります。
文部科学省は、学校の授業などは4月1日以降、基本的にマスク着用を求めないとする通知を各地の教育委員会に出しました。3月末までは従来通りマスク着用を求めています。卒業式では校歌などを歌ったり、生徒らが呼びかけをしたりするときを除いて、教職員と児童・生徒は着けないことを基本にすると明記しています。基礎疾患など様々な事情でマスク着用を希望したり、健康上の理由でマスクを着けられなかったりする児童生徒もいるとして、着脱を強制しないようにすることも求めています。学校生活のマスク着脱の判断は原則子どもたちにさせ、大人は見守るべきだと思います。
飲食店や交通機関などの事業者が、感染対策や事業上の理由で、利用者や従業員にマスク着用を求めることは許容されるとしています。感染防止対策にマスク着用が効果的な場面として、医療機関の受診時や、重症化リスクの高い高齢者が多くいる医療機関や高齢者施設への訪問、通勤ラッシュ時などで混雑した電車やバスの3点で着用を推奨しています。

 

(2023年2月11日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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