人口自然減83万人

総務省は、2023年10月1日時点の日本の総人口推計(外国人含む)を発表しています。出生児数が死亡者数を下回る自然減は17年連続で、減少幅は過去最大の83万7,000人でした。75歳以上の人口が初めて2,000万人を超えた一方、15歳未満は過去最少を更新しています。



日本の総人口は、2008年に過去最多の1億2,808万人となった後、減少傾向が続いています。年齢別では、働き手の中心となる15~64歳の生産年齢人口は、7395万2,000人(25万6,000人減)で、人口に占める割合は過去最低だった前年とほぼ横ばいの59.5%です。15歳未満は1950年以降最も少ない1,417万3,000人(32万9,000人減)で、全体の11.4%でした。65歳以上の高齢者は3,622万7,000人で、人口に占める割合は29.1%と過去最高を更新しています。
都道府県別では、東京都のみが前年比0.34%増と増加しています。前年からの減少率は38道府県で拡大し、15県で1%を超えています。減少率が大きかったのは、秋田県の1.75%、青森県の1.66%、岩手県の1.47%と続いています。東北地方の減少率が目立っています。

(2024年4月13日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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