リンナイの調査によれば、収入が妻と夫で同程度の共働きの夫婦の中で、家事の分担は7割を妻が担っていると答えた人は30％に上っており、他の分担割合の中で最も多いことが分かりました。夫婦で同じ程度家計を担っていても、家事は妻に偏っています。47都道府県の20～60代既婚男女の2,350人を対象にしています。
収入が妻と夫で同程度の共働きの人では、妻6割が18％、妻8割が17％と続いています。妻の割合が6割以上の回答を合わせると79％に上っています。1日の家事時間は、収入が夫婦で同程度の共働きの女性は、3～4時間未満と2～3時間未満の回答が22％を占めています。夫の収入を家計の主体とする女性は、3～4時間未満が29％で最多でした。男性は収入源にかかわらず、1～2時間未満が5割前後を占めています。
（2023年4月10日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
