再生エネルギーの導入

日本の発電量に占める再生可能エネルギーの比率は、2021年度に20%を超えました。政府は、2030年度に再生エネの比率を36~38%まで引き上げ、2050年には温暖化ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げています。
達成には、太陽光発電に加えて風力発電も大幅に増やす必要があります。いまの風力の発電電力量は、太陽光のおよそ10分の1にとどまっています。陸上風力が中心で、世界の主流になった洋上風力の導入事例はほとんどありません。土地の制約などを考えれば、海上を使った洋上風力は有力な選択肢です。日本は遠浅の海が少ないため、発電設備を海に浮かせる浮体式洋上風力発電が必要になります。
2050年のカーボンニュートラルに向け、太陽光と風力発電の導入の加速は不可欠です。再生可能エネルギーの導入を促す議員連盟も立ち上がっています。

(2023年2月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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