小中高生のオンラインゲーム課金

親の知らないうちに、子どもがオンラインゲームで金を払ってしまったという保護者からの相談が目立っています。国民生活センターの資料によれば、オンラインゲームに関する相談のうち、契約当事者が小学生や中学生、高校生の相談件数は、2022年度には4,024件に上っています。2023年度も1月末時点で3,107件と、前年度同期比で205件も上回っています。
契約購入金額でみると、2022年度の相談の約半数を、10万~50万円未満が占め、平均は33万円と高額となっています。100万円以上も6.5%あり、数百万円も使った事例もあります。子どもに貸した端末に親のクレジットカード情報が残っていた場合などは、親の決済と見なされ支払いを取り消すことができないこともあります。
子どもが親に無断で支払いをしてしまうのは、親の端末を親のアカウントにログインした状態で子どもに渡していたり、以前使っていた古い端末をそのまま貸し与えていたりする場合が多くなっています。支払いを行うために指紋認証が必要な設定にしていたところ、子どもが勝手に自分の指紋を追加したケースもあります。子どもに端末を貸す時は、アカウントをログアウトする、クレジットカード情報を削除するなどの対策を取る必要があります。

(2024年4月14日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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