換気で感染対策

新型コロナウイルスを含めた感染症対策として、換気は重要です。理想的なのは、窓が2カ所以上あれば、対角線上で2方向を開けることです。マンションなどで窓が1カ所しかない場合は、窓とその部屋のドアを開け、サーキュレーターや扇風機の吹き出し口を窓の外に向けて置けば、室内の汚れた空気を外に出すことができます。台所の換気扇を利用することもできます。
1時間に何回と決めて窓を全面開放するより、常時5~10㎝開けておくほうが効果的です。室温は、WHOが推奨する18度以上を下回らないように気を付けます。サーキュレーターは空気をかき混ぜるため、効率的な暖房にも役立ちます。
室温が18度未満になってしまい、窓や換気口を十分に開けられない場合は、空気清浄機を併用することで換気不足を補えます。清浄機は、高性能のHEPAフィルターで、風量が1分間に5㎥以上のものを選びます。窓や換気口の近くに置き、空気を滞留させないため、吹き出し口は外気の流れと同じ方向に向ける必要があります。

(2023年2月14日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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