新入生へのエール

英教育情報誌がまとめた世界大学ランキングでトップ100に入るのは、国内で東京大学の29位と京都大学の55位の2校のみです。日本の大学は、国際性や研究成果全般に関する指標で評価が低い傾向にあり、国際競争力をいかに高めるかが喫緊の課題です。
4月に入り、全国の大学が新入生を迎え入れました。研究力の低下や国際化の遅れが叫ばれるなか、大学トップは研究競争力の向上に力を尽くすことを誓っています。複雑化する社会課題に立ち向かうため、新入生にも従来の学問の枠にとらわれずに学び、国際性や多様性を育むようエールを送っています。
各大学トップが入学式で言及した取り組みとしては、研究力の向上や国際化の推進を挙げています。そのためには、多様性を受け入れることが必須となります。グローバルな視野で社会の変化に関心を持ち、学びの幅を広げ、社会に出てから責任ある考え方に基づいて行動できる力を身につけることが必要になります。

(2024年4月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。