新型コロナウイルスワクチン接種に関する妊婦アンケート

厚生労働省や日本産科婦人科学会は、妊婦の接種を推奨するとした米疾病予防管理センター(CDC)の声明を踏まえ、妊婦のワクチン接種を勧めています。新型コロナウイルスワクチンに関するアンケート調査によれば、新型コロナウイルスワクチンをまだ接種していない妊婦の半数は、様子を見て接種したいと考えています。
未接種の人のうち、接種したいと答えた人の割合は41%に上り、様子を見て接種したいは49%、接種しないは10%でした。様子を見て接種したいと答えた人に理由を尋ねたところ、胎児への影響が心配、副反応が心配、授乳への影響が心配を挙げる人が多くみられています。
CDCの報告によれば、発熱など副反応が起こる頻度は妊娠していない女性と同程度で、流産や新生児死亡などの発生率はコロナ流行前と変わりませんでした。新型コロナウイルスワクチンの母体や胎児への影響は報告されておらず、妊婦も安全に接種できるとしています。授乳も問題ないとされており、インターネットでは間違った情報も流れており、注意が必要です。

(2021年11月22日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

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