既婚女性の転職活動

転職サイトの女の転職typeを運営するキャリアデザインセンターの調査によれば、子どもがいることが転職のハードルの一つだと考えている既婚女性が多いことが分かりました。女性であることが理由で、転職活動において経験したことを聞いたところ、子どもがいると転職活動しづらいと答える既婚女性が58%を占めています。年代別で最も高かったのが30代の68%で、次いで40代の53%、20代の37%が続いています。
面接で結婚・出産の予定を質問されると答えた既婚女性は26%となり、特に20代が37%と30代が35%が顕著でした。子育て中の期間は、時短勤務や産休・育休などで労働時間に影響が及びやすいと考えて、既婚女性の採用に慎重となる企業もあるようです。
厚生労働省は、従業員が100人超の企業に男性による育児休業取得率の目標値設定と公表を義務付ける方針を固めています。個人の努力に委ねるのではなく、企業側が努力をして、子どもの有無に限らず誰もが働きやすい職場とするのが大切です。

(2024年3月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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