来春のGW10連休

来春の大型連休(GW)は10連休になります。異例の長期休暇となり、医療機関の休業や働く人の収入の減少など、生活への影響も懸念されています。新天皇の即位に関連し、来年の5月1日と10月22日を1年限りの祝日とする法律が、参院本会議で可決、成立し、曜日の配列や祝日法の規定で、来年のGWは4月27日から5月6日の10連休となります。
心配されるのが、医療への影響です。全国の病院の多くが所属する日本病院団体協議会は、連休中の勤務体制や薬の供給に不安があるとして、厚生労働省や各地の医師会と連携して具体策を検討することを決めています。どこの病院も手術室の数には限界があり、1日あたりの件数を増やせません。10日間休むと大幅な遅れが出てしまいます。地域の実状に見合った対応が必要となります。急性期病院では、連休中に診察日を設けることが必要になります。また、月の3分の1にあたる日数が休みになるため、時給や日給で働く人の収入確保も課題です。

(2018年12月8日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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