海外で働く日本人の増加

日本人のワーキングホリデーのビザ申請件数の増加が、昨年の夏から顕著になっています。円安の効果もあって、オーストラリアでは、最低賃金が日本の約2倍にもなっています。海外永住者の数もまた20年連続で増加中です。主な理由は、海外のほうが賃金が高く、労働環境もよく、年齢や性別にかかわらずチャンスが与えられることが多いなどです。
海外で高い賃金を得るためには、高度な専門スキルが必要です。結果を求められますし、結果が出せなければ、日本より簡単に解雇されてしまいます。海外で働くのにはリスクがあるとはいえ、それを現実的な選択肢と考える日本人は増加しています。日本の賃金や労働環境が海外に負けないレベルにならない限り、この傾向は続きそうです。

(2023年4月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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