物価高が子どもの体験学習に支える影響

物価高が続くなか、家庭でスポーツクラブや音楽教室といった子どもの学校以外での体験活動が減少しています。民間調査では、所得が低い世帯ほど傾向が顕著で、年収300万円未満では3割が体験活動の機会が減ったと答えています。所得が低い世帯で体験機会の減少がより顕著です。
学校以外でのスポーツや文化芸術活動は、自主性の育成や学習意欲の向上に効果があるとされています。多様な活動は成長にとって重要ですが、世帯の所得により経験の格差が広がる懸念がみられます。自治体が体験活動を提供する民間団体を支援し、親の世帯収入に応じて参加費を無償にするなどの工夫も必要です。

(2023年1月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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