男女の賃金格差

内閣府の男女共同参画白書によれば、フルタイム労働者の男性賃金を100とした場合の女性賃金水準は、G7のうちイタリアを除く6カ国がOECD平均の88.1を下回っています。日本は、女性賃金が77.9と男性より20ポイント以上低く、G7で最下位です。G7の大半に共通する課題が、男女賃金格差の改善です。
厚生労働省によれば、2022年のフルタイム勤務男性の平均賃金は月34万2,000円で、女性は25万8,900円でしたが、その差はおよそ8万円に上ります。1年間でみれば、女性は100万円ほど少ない計算になります。新型コロナウイルス禍で、女性の雇用の不安定さが顕在化したことを踏まえ、労働環境の改善策を打ち出すことが必要となります。

(2023年6月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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