米欧における海外渡航需要の回復

米国や欧州で新型コロナウイルスのワクチン接種が広がり、人の流れが急回復しています。旅行やビジネス需要で、航空機のフライト数は増え、飲食店の予約率もコロナ禍前の水準を回復しつつあります。ワクチン接種で出遅れたアジアの回復は鈍いままですが、米欧はワクチン後の世界を目指し、経済社会活動が再開されています。
1日当たりの全米の空港利用者は約200万人となり、コロナ前の水準をほぼ回復しつつあります。海外との往来も進んでおり、国際民間航空機関のデータでは、国際空港の出発便は、コロナ前と比べて米国を含む北米で6割まで回復しています。欧州も米国ほどではありませんが、人流と消費が回復傾向にあります。EUは、7月からワクチンの接種を証明するデジタルCOVID証明書の運用を始めます。接種経験者やコロナからの回復者が対象で、自主隔離や検査を免除します。
ワクチン接種で出遅れたアジア諸国は、経済再開の遅れが目立っています。インドやマレーシアでは新規感染者が高水準で推移し、都市封鎖が続いています。これまで感染を抑え込んできた台湾やベトナムでも感染者が増え、飲食店の営業制限などの措置がとられています。日本では旅行需要は回復の兆しが出てきています。

(2021年6月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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