育児と仕事の両立

働く女性が増えています。総務省の発表の2017年の就業構造基本調査によれば、子育て世代の有業率が全ての年齢層で上昇しています。25~39歳の女性が働いている割合は、75.7%と5.9ポイント高まり、過去最高を更新しています。同性代の男性は、0.7ポイント上昇の92.4%です。男女差は依然存在するものの縮まってきています。女性にとっても育児と仕事を両立しやすい職場づくりが少しずつ進んでいます。
一方、非正規雇用で税の控除などを意識して働く時間を調整している女性は、31.7%を占めています。これは男性の14.2%を大きく上回っています。かねて日本の女性は、出産・育児で離職する例が多くみられました。М字カーブも解消に向かいつつあります。育児をしている女性の有業率は、5年前の2012年の調査に比べ、25~29歳で12.3ポイント上昇して60%に達しています。

(2018年7月21日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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